こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は最近読んだ本について紹介したいと思います。
医療の原点である「手当て」、その手で触れるという行為の有用性を科学的に明らかにしていくのが本書です。
参加者に温かいコーヒー、または冷たいコーヒーを持ってもらった後に、ある架空の人物の特徴が書かれたリストを見てもらうと温かいコーヒーを持っていた人の方が「親切」や「寛容」と判断したようです。
つまり皮膚を温めると人に対しても温かくなるということです。
日本人は世界的に見ても人に親切な民族と言われていますが、その要因のひとつにお風呂に入る文化があり普段から身体を温めているのがあるかも知れませんね♨️
またザラザラしたものと滑らかなものを触ってもらうと、滑らかなものを触った人の方が人への印象を「柔らかい」や「優しい」と答えたようです。
温かさや手触りの良いものを触れているだけで人への印象が変わるのは不思議ですよね。
同じマッサージでも触れる速度が変われば効果が変わるということもわかっています。
1秒に5cmの速度で触れると副交感神経が高まり、1秒に20cmの速度で触れると交感神経が高まります。
リラックスしたい時はゆっくりとしたマッサージを、シャキッとしたい時は素早い刺激のマッサージを選ぶと良いかもしれません。
幸せホルモンとしても有名なオキシトシン、親密な人とのスキンシップで増えるのはよく言われますが実際にどれくらい触れていると分泌されるのでしょうか?
本書によると触れてすぐには分泌されないが5分ほど触れていると分泌されるようです。
夫婦や親子の絆を深めたい時は5分程度の触れ合いやマッサージを1日に数回繰り返すことがオススメです!
他にも本書では触れることについて、皮膚と心の関係など分かりやすく載っていました。
鍼灸マッサージはまさに皮膚に触れ心に影響を与えることができる施術になっています。
ぜひ一度お試しください😊
りゅうしん堂 大西
参考:山口創著『手の治癒力』草思社、2018年
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