こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
病気以外でも気圧の影響や二日酔い、はたまたアイスクリームを食べた時など、いろんな原因で起こる頭痛。
頭痛を経験したことがない人はいないのではないでしょうか?
今回はそんな頭痛について東洋医学ではどうみるのかみてみたいと思います。
頭部の一部、あるいは全体に出る痛みの総称。
西洋医学では片頭痛や緊張型頭痛、くも膜下出血や脳出血が原因で起こるもの、後頭神経痛で起こるものなどがある。
東洋医学では風邪や寒邪などの外邪が原因で起こる外感性頭痛、感情や食事の乱れなどで起こる内傷性頭痛などがある。
大きく外感性頭痛(風寒、風湿、風熱)と内傷性頭痛(肝火上炎、肝陽上亢、痰湿、血瘀、気血両虚、腎精不足)に分けられます。
・寒邪の影響で頭部の気血の流れが悪くなり頭痛が起こる。
・冷えで悪化する、悪寒を感じることがある。
・湿邪の影響で頭部の気血が滞り頭痛が起こる。
・重だるい頭痛、雨の日に悪化しやすい。
・熱邪の影響で気が上昇し頭痛が起こる。
・気温が高いと悪化する、発熱することもある。
・ストレスなどにより肝が熱化し頭痛が起こる。
・側頭部や頭頂部に出やすい、めまいが出ることもある。
・肝の熱が上昇し、腎の潤いが低下することで頭痛が起こる。
・肝火上炎の症状にほてりや寝汗など陰虚の症状を伴う。
・食事の乱れなどで痰湿が発生し頭痛が起こる。
・重だるい頭痛、胃のつかえなど胃腸症状を伴う。
・外傷によって血瘀が生じる、または他の病態で血が滞ることで頭痛が起こる。
・刺すように痛む、固定痛が出る。
・過労や出産などで気血を消耗することで頭部が滋養できず頭痛が起こる。
・はっきりしない痛み、疲れると悪化する。
・過労や出産などで腎精が不足し頭痛が起こる。
・空虚感を伴う頭痛、足腰のだるさや耳鳴りを伴う。
頭痛は頭部の気血が滞るまたは不足することで起こるため、痛む部位の気血を調整するのが基本施術になります。
後頭部→風池など。
側頭部→太陽など。
前頭部→上星など。
頭頂部→百会など。
上記のツボにそれぞれの病態に関連するツボを合わせていきます。
○風寒
風寒を散らすため大椎などにお灸を合わせます。
○風湿
湿を取り除くため陰陵泉や豊隆を合わせます。
○風熱
風熱を散らすため曲池などを合わせます。
○肝火上炎
肝の熱を取るため太衝や肝兪を合わせます。
○肝陽上亢
肝の熱を取り、腎を潤すため太衝や太渓を合わせます。
○痰湿
痰湿を取り除き胃腸を強めるため豊隆や足三里を合わせます。
○血瘀
血の滞りを取るため三陰交や血海を合わせます。
○気血両虚
気血を補うため足三里や三陰交を合わせます。
○腎精不足
腎精を補うため太渓や腎兪を合わせます。
寒邪や熱邪など環境の影響で頭痛が起こることがあるため、身体を冷やさない、熱がこもらないように服装などで調節しましょう。
食事の乱れで痰湿が生じたり、気血が不足するため暴飲暴食や偏食は避けましょう。
気血の滞りを流すため、また原因となるストレスを発散させるためにも身体を動かすことが大切です。
過労によって気血や腎精が不足するため疲れが溜まる前に休みましょう。
こう見ると東洋医学のセルフケアは言われてみればどれも当たり前のことばかりですよね。
でもその当たり前のことが大切で、そしてなかなか出来ていないところだったりします😅
ひとりで頑張るのは大変です。ぜひりゅうしん堂をお頼りください!
いかがだったでしょうか?
あなたの頭痛に近いものはありましたか?
頭痛とひと言で言っても病態によって原因は様々です。
まずはお気軽にご相談ください!
※頭痛には早めに対処しなけでばいけない危険な頭痛もあります。
普段と違う頭痛が出た場合はまずは病院で診てもらうことをおすすめします。
りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
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